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【地図あり】6市町の新ごみ処理施設、西原町に内定 南部広域組合 町民説明会開催へ


【地図あり】6市町の新ごみ処理施設、西原町に内定 南部広域組合 町民説明会開催へ 老朽化が進む東部環境美化センター=与那原町板良敷
この記事を書いた人 Avatar photo 藤村 謙吾

 糸満、豊見城、南城、八重瀬、与那原、西原の3市3町のごみ処理施設の建設計画に取り組む南部広域行政組合(理事長・古謝景春南城市長)は21日、6市町の首長による理事協議会を八重瀬町の南部総合福祉センターで開き、新ごみ処理施設の建設場所を西原町小那覇に内定した。

 夏ごろに予定する町民向けの説明会で理解を得られ次第、理事協議会で決定する。

 崎原盛秀西原町長は「4月21日に開かれた(小那覇)自治会の総会で、全会一致で(ごみ処理施設建設を)承認いただいた。住民合意が一番大切。振興策を含め、丁寧に(町民に)説明をしたい」と話した。

 南部広域行政組合は、2023年10月の理事協議会で、西原町から推薦された小那覇の候補地を「候補地の推薦地」に決定。地域住民との調整を重ねるとともに、推薦された約17ヘクタールの土地を三つに分割し、土地利用状況や活断層の有無などの条件で比較評価を実施した。結果、周辺部に民家が最も少ない約4ヘクタールの耕作地をごみ処理施設候補地に内定した。

 町外からのごみの運搬は、与那原バイパスや臨港道路西原与那原1号線などを利用し、住宅地を避ける経路を想定している。ごみ処理施設は、2037年度の供用開始予定。

(藤村謙吾)