![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/002/201607/b6d74aae2f92fd6c329393860e3ece9c.jpg)
【本部】海洋博公園(本部町石川)が飼育したウミガメ約140匹の放流会が10日午前、同公園エメラルドビーチであり、公募で選ばれた県内外の親子連れを中心に約300人が参加した。子どもたちはなかなか触れ合う機会のないウミガメに興味津々で、ウミガメを波打ち際から東シナ海に帰し、無事を祈って泳いでいく姿を見届けた。
放流したのは海洋博公園で飼育した1歳のアカウミガメとアオウミガメで、標識を付けて放流した。同公園によると、1985年7月に放したアカウミガメが太平洋を横断し、87年11月に米国の西海岸・カリフォルニア州沖で見つかった例がある。
中城村から兄弟そろって参加した清水優紀さん(6)はウミガメを砂浜に置いて見送った後「かわいかった。海では家族と一緒に遊んでいてほしい」と思いを巡らせた。【琉球新報電子版】