高江で100デシベル級騒音 オスプレイ3機訓練時


この記事を書いた人 新里 哲

 【東】政府がヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)を新設した東村高江区の「N4地区」で6月中旬から連日、オスプレイが日中から午後10時すぎまで離着陸を繰り返している問題で、3機同時の訓練が確認された6月20日の午後10時すぎの騒音が最大99・3デシベルだったことが14日、分かった。同20、21、23の3日間、同地区付近で100デシベル近い騒音が複数回観測されており、東村の比嘉一之教育長は「オスプレイの早朝や夜間の訓練停止や飛行ルートの変更を村と一緒に要請していきたい」としている。

 100デシベルは自動車のクラクションに匹敵する騒音。騒音測定器を設置し、測定した琉球大工学部の渡嘉敷健准教授が14日夕、東村役場で行った調査報告会で明らかにした。

 渡嘉敷准教授が「N4地区」近くに設置した騒音測定器では20日午後10時8分に最大99・3デシベル、平均(1時間測定)80・9デシベルを記録。21日午後8時51分には最大96・8デシベル、平均(2時間20分測定)79・0デシベルを記録した。さらに「慰霊の日」の6月23日は午後4時58分に最大で93・4デシベル、平均(5分)で81・3デシベルだった。