【沖縄】あわせそろばん教室に通う泡瀬小2年の安里颯太郎君(8)が、3日に開催された全沖縄珠算選手権大会で2年生以下の部4種目を総なめにした。ほかにも、中学生までの5人の児童生徒がさまざまな部門で優勝し活躍した。
安里君が優勝したのは個人総合競技、読上暗算、読上算、フラッシュ暗算の4種目。初めて全部門で優勝した安里君は「うれしい」と喜びを語った。10月には全日本通信珠算競技大会に出場する。「次は3、4年生とも戦わなければいけないけど、得意の読上暗算で頑張りたい」と意気込んだ。
同教室の新垣佐有了副室長は「どの子も苦手な種目がある中、全種目の優勝は頑張っている」と評価した。
姉の同小4年の百音さん(10)は読上暗算で優勝。「隙間時間に問題を考えるようにしている」と普段から工夫している様子だ。
中学校の部では同教室の沖縄東中1年の島袋羽亜菜さん(13)、同1年の長義絵里以さん(13)、美東中2年の高江洲夢月さん(14)が団体優勝した。
島袋さんは「団体優勝だったので、個人でも優勝したい。先輩にも後輩にも負けないよう力を付けていきたい」と闘志を燃やした。
長義さんは団体のほかに読上暗算と読上算でも優勝。「毎日3時間欠かさず取り組んでいる。今回いつもならできるフラッシュ暗算で簡単なミスをしてしまい悔しい。次の大会ではシードに入りたい」と意欲を膨らませた。