沖縄県が熱中症注意報 患者378件、過去最多


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 沖縄県保健医療部は14日、熱中症注意報第2号を発表した。第6週まで(6月1日~7月9日)の熱中症患者数の累計が計378件と過去最高となっているため。

 昨年の同時期と比べ、熱中症の発生数は約1・18倍増加している。特に6月16日の梅雨明け以降に患者数が増えている。意識障害やけいれんを伴う重傷度3の発生数は8件だった。

 発生場所は「建設・工事現場」が94件と最多。発生要因は「屋外作業(就労中)」が135件、次いで「運動(屋外)」が56件。年代では30代が63人と最も多かった。

 県は、特に高齢者がいる家庭ではエアコンや扇風機などを活用することや、水分・塩分のこまめな補給、適度な休憩を呼び掛けている。県は県内23定点医療機関から報告された熱中症患者数の統計を取っている。