【中部】沖縄平和運動センター、第3次嘉手納爆音訴訟原告団、中部地区労などは15日正午すぎ、東村高江でのヘリパッド工事再開に向けた資材搬入や米軍嘉手納基地への外来機飛来、フレア誤射事故に対する抗議集会を米軍嘉手納基地第1ゲート前で開いた。市民120人以上が集まり「全ての基地はいらない」と声を上げた。
嘉手納爆音訴訟の新川秀清団長は「この3カ月内に米兵女性暴行殺人事件、米兵酒酔い逆走事故、フレア誤射などいくつもの事件が起こっている。いつ命を奪うかもしれないことが365日繰り返されている」とし、「これ以上沖縄の基地を認めてはいけない。普天間も嘉手納も危険だ。全ての基地はいらない」と訴えた。
集会に参加した與那覇美佐子さん(72)=北谷町=は「参院選で民意が示された後、すぐに始まった高江での資材搬入は許されることではない。沖縄を踏みつける国のやり方に対して闘いたいと思い、足を運んだ」と話した。
参院選で当選した伊波洋一さんも駆け付け、「住宅地での戦闘機の飛行などアメリカだったらいけないことが、沖縄なら、日本の政府が許しているから行われている。日米両政府がいかに横暴かをしっかり国内外に発信したい。共に頑張りましょう」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】