触れてみて ふわふわフクロウ 那覇市松尾にテーマパーク誕生


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「フクロウと触れ合える非日常の中で癒やされてほしい」と語る鈴木あゆみさん=15日、那覇市松尾の「ふくろうの楽園」

 那覇市有数の商業施設・第一牧志公設市場に隣接する市松尾のビルで16日、新しいスタイルのテーマパークが誕生した。その名も「ふくろうの楽園」で、ふわふわな手触りのフクロウたちと触れ合ったり、写真撮影も可能な県内初の施設だ。運営会社「TATSUMI」(本社・東京)の鈴木あゆみ社長(32)は「フクロウに触れて癒やされてほしい」と来場を呼び掛けている。

 同施設開設は、鈴木さんのフクロウ好きと沖縄好きが高じて実現した。「フクロウカフェは全国的に増えているが、飲食があるとフクロウと十分に触れ合えないので『テーマパーク』にした」と説明する鈴木さん。ジャングルをイメージした内装の施設に足を踏み入れた来場者は、“探検家”としてフクロウなど珍しい動物たちと触れ合う-そんな設定になっている。

16日のオープン日にフクロウたちとの触れ合いを楽しむ来場者ら

 現在の在籍フクロウは14羽。希少なアメリカワシミミズク(ホワイトタイガー)や映画「ハリーポッター」でおなじみのシロフクロウなどと触れ合える。また施設内には「ミステリアスゾーン」も併設されていて、アルマジロや珍しい蛇、サソリも展示している。

 施設内の生き物たちは人工ふ化の個体たちで、多くが人に慣れている。またフクロウは、年内で約20羽に増やす予定だ。鈴木さんは「キャスト(従業員)の解説を聞きながらフクロウたちと触れ合い、ジャングルの雰囲気を体感してほしい」と話し、夏休みの自由研究などでの子どもたちの活用にも期待した。

 営業時間は午前10時~午後9時で不定休。基本の入場料は大人880円、12歳以下680円、3歳以下無料。別料金体系の「フクロウ手乗せ体験」(不定期)もある。詳細は同施設のホームページhttp://owl-oka.jp/