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エース今村が退団 キングス、海外挑戦も視野


エース今村が退団 キングス、海外挑戦も視野 キングスを退団することとなった今村佳太=5月28日、神奈川県の横浜アリーナ(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは14日、今村佳太が退団すると発表した。今後は海外を含めた新たな挑戦をするという。

 今村は2020―21シーズンにキングスに入団。今季は58試合に出場し、1試合平均13・4得点、3・5リバウンド、3・1アシストをマークし、得点とリバウンドはキャリアハイとなるなどエースとしてチームをけん引してきた。

 球団によると2023―24シーズンから25―26シーズンまでの複数年契約を結んでいた。今村から海外挑戦の意向を受けて、話し合いを進めていたという。球団は「本人のチャレンジへの強い意向を尊重し、キングスから世界に通ずる選手を輩出していきたいという思いもあり、双方合意の上で契約を解除して退団することになった」としている。

 今村は「この素晴らしいクラブの一員として戦えた4年間は僕にとって最高の財産であり、本当に幸せな日々でした」とチームやファンに感謝の言葉を述べた上で「『琉球ゴールデンキングスともっと一緒にいろんな景色を見たい』と思うと同時に、『このチームを倒してみたい』と思うようになり、その葛藤の中でもがきました。これでお別れとは思っていません。これからの人生において、沖縄は僕にとっても家族にとっても大切な場所であり、大好きな場所です。本当にありがとう。かなさんどー!!!」とコメントした。

 (屋嘉部長将)