宮城(宜野湾ポニーズ)が侍U-15 県内から初選出


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ブルペンで投球練習に励む宮城大弥=20日午後、宜野湾市の宜野湾市民広場

 野球の「第3回WBSC U―15ベースボールワールドカップ2016inいわき」(29日~8月7日、福島県いわき市)に出場する侍ジャパン15歳以下の選手がこのほど発表され、宜野湾ポニーズの投手・宮城大弥(ひろや)=嘉数中3年=が選出された。県内のポニーリーグから15歳以下の侍ジャパンに選ばれるのは初めてで、宮城は「責任感を持って試合に臨みたい」と意気込んでいる。

 宮城は身長170センチ、体重66キロで、左投げ左打ち。幼稚園のころから野球を始め、「目立つところがいい」とマウンドに立つ道を選んだ。得意というストレートは最速134キロで、「高めに浮かないよう低めへのコントロールを意識して投げている」。カーブやスライダー、フォークなど変化球も操る。

 宜野湾ポニーズではエースで4番を任されており、伊佐嘉道監督は「チームを引っ張る存在だ」と信頼を寄せている。投手としての実力に加えて、足の速さや広角に打ち分ける技術もあると言い、「オールラウンドタイプの野球センスの持ち主だ」と評価する。

 代表選出の吉報を聞いて宮城は「うれしかった」と喜ぶ。国際大会では自信のあるストレートだけではなく、変化球もうまく使い分けるつもりだ。「相手も選ばれた選手なので、ストレートを打たれるのであれば変化球に切り替えたい」と柔軟に対応していく。さらには「いいものがあれば自分の体に覚えさせる」と大会を通じて成長することを誓った。15歳以下侍ジャパンには嘉手苅将太(姫路アイアンズ、姫路市立広畑中3年)らも選出された。