沖縄県産品、海外へ売り込み 国際展示会「バイオ台湾」


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バイオ台湾に出展した沖縄ブースを訪れる来場者=21日、台湾・台北市(県産業振興公社提供)

 医療や健康食品、美容などバイオ関連事業に特化したアジア有数の国際展示会「Bio Taiwan(バイオ台湾)2016」が21日から、台湾・台北市の台北世界貿易中心南港展覧館で開幕し、沖縄県内から新垣通商や沖縄ハム総合食品、琉球黒糖など計10社が出展して沖縄の物産をPRしている。24日まで。

 展示会には県の委託を受けた県産業振興公社が「長寿の島」をテーマに沖縄のブースを設置した。黒糖やシークヮーサー、パパイアを使った健康飲料や、海洋深層水、天然素材を使った化粧品などを展示して海外のバイヤーと商談する。

 やんばる彩葉(本部町)の比嘉ゑみ子社長は「台湾は友好的で日本製品への信頼がある。(海外)バイヤーの精度も高い」と話した。

 期間中には約10万人の来場者が訪れる予定で、アジア各地から多くのバイヤーが集う。県産業振興公社海外・ビジネス支援課の中村俊貴主査は「県産品の展示と商談を通して、県産品の認知度向上と輸出拡大を目指したい」と話した。