3歳から50代まで障がいの有無を問わず幅広いメンバーで構成する宜野座村松田地区の創作エイサー団体「松田夢宝太鼓」。屋我一統(かずと)代表(27)は「リズム感がない子も中にはいる。それも面白い」と多様なメンバーとエイサーを楽しむ。
2022年で23年を迎えた。現在約30人が所属する。
「個性的なメンバーが多い。自分にしかないもので、その子なりに自信を持っている」とメンバーを見つめる。
宜野座村惣慶区在住の障がいがあるメンバー(14)は動画投稿サイトのユーチューブで見つけた松田夢宝太鼓の演舞が好きで、自ら願い出て惣慶区のエイサー団体から移動させてもらった。「大好き」と生き生きと大太鼓を打ち鳴らす。
屋我代表は「楽しければいい。子どもたちがエイサー嫌いにならないようにしたい」と思いを話し、共に力強く演舞する。
(金盛文香)