テントの撤去作業なし 北部ヘリパッド建設 大勢の人が泊まり込み


この記事を書いた人 松永 勝利
写真説明:N1裏のテント撤去などが行われていないことを確認し、喜びながら歌を歌う市民ら=6日9時25分、米軍北部訓練場のN1裏テント

 【ヘリパッド取材班】東村から国頭村にまたがる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民らは通称「N1裏」ゲートに設置しているテントの撤去が始まることを警戒し、5日夜から6日朝にかけて泊まり込みで監視に当たった。県内外から多数の人が駆け付け、車中やテント内で寝泊まりしながら警戒したが、テント撤去の動きはなかった。
 沖縄平和運動センターの山城博治議長は6日午前の集会で「夜通しで参加していただいた皆さん、ご苦労さまでした。今日の工事を止めることができた」と喜びを語った。
 赤嶺政賢衆院議員や福島瑞穂参院議員、山本太郎参院議員らも同日午前の集会であいさつし、ヘリパッド建設阻止を訴えた。【琉球新報電子版】