大逆転に興奮 嘉手納初戦突破 アルプス沸く


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三回に嘉手納が先制のチャンスを迎えて喜びに沸く応援団=11日、阪神甲子園球場

 【甲子園取材班】嘉手納ナインの逆転劇にアルプススタンドが沸き上がった。11日に阪神甲子園球場で行われた嘉手納の初戦。沖縄から訪れた応援団に加え、兵庫県の関係者も嘉手納ナインを後押しした。七回に8点を奪って逆転した試合展開に、「すごい」「素晴らしい試合だ」と喜んだ。

 三回に嘉手納が先制した場面では指笛が鳴り響き、応援団はカチャーシーを踊って喜びを表現した。直後に逆転される苦しい戦いになっても、「大丈夫だ」「まだまだ行ける」と逆転を信じた。

 七回の猛攻が始まると、スタンドの声援はさらに大きくなった。野球部父母会長の波平功さん(44)は「一球一球に集中している」と歓喜した。沖縄と交流がある「KOBE三宮・ひと街創り協議会」会長の久利計一さん(68)は「沖縄らしく力強く戦っていた」と、再び躍動することを願った。