「空手発祥の地」沖縄で、少年少女世界大会が開幕 国内外から1500人


「空手発祥の地」沖縄で、少年少女世界大会が開幕 国内外から1500人 開会式で団体演武を披露する大会参加者=8日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター(又吉康秀撮影)
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 伝統の継承と発展を目指す第2回沖縄空手少年少女世界大会(主催・同実行委員会、県、沖縄伝統空手道振興会)が8日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した。インドやネパールなど17の国と地域から約1500人が参加する予定。入場、観戦無料で12日まで。

 開会式では、古武道の横田龍輝ら5選手が「正々堂々と参加することを誓います」と宣誓した。県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者が熟練の演武を見せ、会場は熱気に包まれた。少年少女らによる個人、団体の交流演武もあり、400人超が舞台で日頃の成果を披露した。

 競技大会は、14歳以下の選手が年齢別に分かれ、首里・泊手系、那覇手系、上地流系、古武道(棒)の各種目で覇を競う。最終日の12日午後1時から全部門の決勝を行う。

 大会実行委員会会長の玉城デニー県知事(代読・池田竹州副知事)は「沖縄で先人たちが体系化し、今日まで受け継がれてきた沖縄空手の技や精神性を今後も正しく保存・継承することを目的に開催する。実り多い大会となることを願っている」とあいさつした。

 大会期間中は空手セミナー、フェスティバルも開かれ、瓦割り体験、ステージ催しなどもある。

 (大城三太)