働く楽しさ肌で 「子ども市場」元気に接客 沖縄市


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丁寧な接客をしながら商品を販売する小学生たち=11日、沖縄市上地

 【沖縄】沖縄市市民活動交流センターは11日、子どもたちが販売やサービス提供などを通して働く楽しさや意義を学ぶイベント「第3回沖縄市こども市場」を市上地のコザ・ミュージックタウンで開いた。八百屋やカフェ、雑貨屋などが軒を連ねた会場には「いらっしゃいませー」と威勢の良い声が響き、活気に包まれた。

 仕事体験に挑んだのは県内在住の小学生たち。事前のキャリア教育などを経て、この日に臨んだ。手作りのビラを配ったり、目を引く看板を作ったりして熱心に誘客。「どちらの商品になさいますか」「ありがとうございます」など丁寧な接客を心掛けた。

 会場には10店舗が並んだほか、消防士や福祉、音楽、自衛隊体験など9種の仕事体験コーナーもあった。市場コーナーでは、来場者は実際の現金を会場で「こども市場銀行券」に両替し、買い物を楽しんだ。

 島豆腐やジーマミー豆腐を販売した中の町小5年の向伸史君(10)は販売のこつを「試食をあげること」と実感。「ものを販売することは楽しい。今日は全部売りたい」と目を輝かせた。