「何があっても前向きに」 芸人交えボランティア合宿


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お笑い芸人(手前)を交えて健康や命の大切さなどについて話し合う生徒たち=10日、浦添市の伊祖公民館

 【浦添】ボランティア活動への意識を高めることなどを目的とした「ボラんちゅキャンプ」が9、10の両日、浦添市の伊祖公民館であり、港川中学の生徒20人余りが参加した。2日目は県内のお笑い団体「演劇集団FEC」の芸人5人を招いて、健康や命の大切さについて考える機会もあった。

 キャンプは浦添市社会福祉協議会と港川中学校区地域保健福祉センターが主催して開いたもので、今年で5回目。

 それぞれ持病がある5人が「体弱い芸人」と称して舞台に立ち、自分の病気の経験について笑いを交えて紹介した。にぎやかなコントを繰り広げつつ、「何があっても前向きに生きてほしい」「悩みがあっても笑い飛ばして」などと語った。

 二つのグループに分かれての交流の場で、ドラゴンエマニエルのきっぺーさんは「自分は激しいスポーツが制限され、好きなことができなかった。健康でいられるありがたさを感じながら成長してほしい」と中学生たちに語り掛けた。

 参加した佐々木彩奈さん(2年)は「前向きに明るく生きている姿に感動した」と感想を語り、キャンプについて「いろいろな人と交流できて良かった」と話した。

 地域のお年寄りと一緒に、自分たちで作ったカレーを食べながら交流する時間もあった。