観光客 7月80万人 県単月で過去最多 海外33%増


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 沖縄県文化観光スポーツ部は19日、7月の入域観光客数が前年同月比12・9%増の80万5800人に上り、月間で初めて80万人を突破したと発表した。33カ月連続で単月の過去最高を更新。前年同月の実績を上回るのは46カ月連続となった。

 内訳は国内客が6・8%増の58万8500人、海外客が33・3%増の21万7300人。これまでの月間最高だった15年8月の79万7500人を上回った。

 国・地域別で見ると台湾が20・1%増の6万2200人、中国本土が35・9%増の5万5300人、韓国が77・5%増の3万7800人、香港が11・7%増の2万5700人だった。

 大幅な伸びとなった韓国は今年5月に大韓航空が就航。7社が競合する“激戦”となり、韓国内における宣伝や値下げを含めた競争が、従来の冬場の沖縄観光にとどまらない需要喚起につながっているという。

 国内は東京が5・7%増の30万3900人、関西が4・9%増の11万7500人、福岡が8・2%増の6万8700人、名古屋は12・4%増の4万8千人。今年は台風の影響がなかったことが増加につながった。

 県は8月についても国内は旅行商品の予約が好調なことや、海外客も航空路線やクルーズ船の寄港が増えることから増加を見込む。