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県勢300人健闘誓う 県選手団結団式 <SAGA2024国スポ>


県勢300人健闘誓う 県選手団結団式 <SAGA2024国スポ> 国民スポーツ大会「SAGA2024」の結団式で上位進出を誓う県選手団=27日、那覇市の県立武道館(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 国民スポーツ大会「SAGA2024」は10月5日、佐賀市のSAGAサンライズパークSAGAスタジアムで総合開会式を行い、本格開催する。15日までの11日間、各地区ブロックを勝ち抜いた都道府県代表選手が熱戦を繰り広げる。沖縄県は会期前競技を含め、32競技に300人超の選手らが出場を予定している。昨年の「燃ゆる感動かごしま国体」は総合38位に入り、目標としていた30位台を2年連続で達成した。県選手団結団式が27日、県立武道館アリーナで開かれ、各選手が健闘を誓った。

 世界的に広く用いられている「スポーツ」という言葉を大会名に含めることになり、「国民体育大会」から名称を変更して初めての大会となる。

渡嘉敷通之団長(右)から団旗を受け取る旗手の下地良尚選手(大城直也撮影)

 結団式では、渡嘉敷通之団長(県スポーツ協会理事長)が旗手の下地良尚(ボウリング少年男子、首里東2年)へ団旗を手渡した。 玉城デニー県知事(代読・池田竹州副知事)が「次世代の青少年に夢と希望を与えられるように、実力をいかんなく発揮されることを願っている」と激励した。

 選手を代表して和宇慶一騎(相撲成年男子、県警)が「県代表として出場できることに、うれしい気持ちと気の引き締まる思いでいっぱい。血と汗と涙がにじむような厳しい練習をしてきた。昨年成績のベスト16を上回るように、県民に勇気と感動を与えられるように努力する。全力で戦い抜くことを誓う」と力強く述べた。

 最後に、県野球連盟の又吉民人会長が、がんばろう三唱で選手らと共に気合を込めた。

 (大城三太)

平良朝治総監督に聞く 3年連続30位台目指す

 第78回国民スポーツ大会「SAGA2024」に向け、平良朝治総監督(県スポーツ協会専務理事)に目標や意気込みを聞いた。


国民スポーツ大会「SAGA2024」への意気込みを語る平良朝治総監督(大城直也撮影)

 今大会も30位以内を目標に掲げ、3年連続の30位台を目指す。平良総監督は「人数にもよるが、バスケットボールなど、団体種目の得点が大きいので上位入賞を期待したい」と述べた。会期前競技では競泳の平良吏美華(那覇西高1年)が少年女子B自由形50、100メートルで2冠を達成し、県民を盛り上げた。

 有望選手として、重量挙げ少年男子55キロ級の天久星七、女子59キロ級の比嘉成らを挙げた。2年連続総合優勝のなぎなた、少年男子団体(2人チーム戦)を制したボウリング競技にも期待を込める。

 その他にも自転車、ゴルフなども有力選手がそろう。平良総監督は「みんな秘めた力を持っている。これまで同様、まずは自分のために競技と向き合ってほしい。それが結果的には県民のためになる。けがのないように調整して、悔いのない大会にしてほしい」とエールを送った。

 (大城三太)