県警は27日、県外の警察官をかたる人物が逮捕をちらつかせながら、捜査協力の名目で現金を振り込ませる特殊詐欺(オレオレ詐欺)事件が9月中旬以降、県内で2件発生したと発表した。宮古島市の整備士男性=50代=と宜野湾市の保育士女性=30代=がそれぞれ約170万円をだまし取られた。
県警によると、警察官を名乗る人物は、電話で「あなた名義の口座が詐欺に使用されている恐れがある」などとかたり、無料通信アプリで偽の「逮捕状」を示した。詐欺事件に関与していないことを調べるため、口座にある金を全額送金するよう求めたという。
県警は注意を呼びかけている。