読谷にヴィラ100戸 星野リゾート、19年度開業目指す


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 【読谷】ホテルや温泉旅館の運営、再生事業を手掛ける星野リゾート(長野県、星野佳路代表)が、読谷村内にヴィラ(別荘)スタイル100戸のホテルを建設することが8日、分かった。同社は「読谷リゾート地区地主会」(安田慶敏会長)に2019年度内の開業を目指す予定と説明。着工は早ければ17年夏に開始する。リゾート開発の「沖縄うみの園」に地主らが貸していた土地の貸借権を星野側に移動できるよう7月から手続きを進めている。実現すれば同社が運営する本島内初めての施設となる。

 ホテル建設は沖縄うみの園が賃貸していたホテル日航アリビラ近くの読谷村儀間と渡慶次、高志保の3区に広がる南北約34ヘクタールの開発許可地内の一角を予定している。星野リゾートは15年2月に沖縄うみの園の全株式を取得し買収していた。

 星野リゾートは現在、国内外35カ所で宿泊施設などを運営しており、県内では「リゾナーレ小浜島」「リゾナーレ小浜島カントリークラブ」「星のや 竹富島」を運営している。

 読谷リゾート地区地主会の安田会長は「知名度の高い星野リゾートが来るということで喜んでいる。後は(同社の)計画を見守っていきたい」と話した。

 同社は琉球新報の取材に対し「現在回答できることはない。詳細が決まったら発表したい」と話した。