兵庫・沖縄の青年、体験通して交流 友愛キャンプ始まる


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 沖縄の本土復帰を契機に1973年に始まった、沖縄と兵庫の青年の交流事業「第44回沖縄・兵庫夏期友愛キャンプ」(兵庫県青少年本部、友愛交流構築事業実行委員会主催)が8日始まった。今回で44回目。兵庫から青年10人が来県し、沖縄からの参加者9人と3泊4日の日程で、首里城や南部戦跡などを見学、サバニ体験などを通して交流する。

 8日、那覇空港で開会式が行われた=写真。兵庫の参加者を代表し、福岡昌章さん(39)は「4日間、大いに語り合い、先輩たちが築いてきた交流を受け継いでいきたい」とあいさつ。沖縄の参加者を代表して、米ロサンゼルスから留学中の県系2世、金城小百合さん(29)は自身を含め留学生が3人参加していることを紹介。「兵庫、沖縄、留学生が交流し、助け合って楽しみましょう」と呼び掛けた。

 冬には沖縄の参加者たちが兵庫を訪ねる。