嘉手納、未明に81デシベル 大気観測機も飛来


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 【嘉手納】米軍嘉手納基地に12日午前6時40分、米ネブラスカ州オファット空軍基地所属の大気観測機WC135Cコンスタントフェニックスが飛来した。同日未明の午前2時20分ごろから空中給油機などの離陸が相次ぎ、午前2時39分には町屋良で81・7デシベルが観測された。午前2時台に70デシベル超えが3回観測された。

 日米で合意した航空機騒音規制措置(騒音防止協定)に違反する離着陸に住民からは「うるさい」などの苦情が町役場に寄せられた。

 コンスタントフェニックスは集塵(しゅうじん)ポッドで大気中のガスなどを収集し、放射性物質を採取・分析する。9日に北朝鮮が核実験を実行したことを受け、観測任務をしているとみられる。