金城 美智子 
強い台風１６号は１５日午前９時にはフィリピンの東にあって、時速２０キロで西に進んでいる。気象庁によると中心気圧は９６５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３５メートル、最大瞬間風速は５０メートル。中心から半径９０キロ以内で風速２５メートル以上の暴風が吹いている。
非常に強い勢力に発達して先島地方に接近する見通しで、八重山地方は１６日夜、宮古島地方は１６日夜遅くから、ともに１７日にかけて暴風となる見込み。
最大瞬間風速は石垣島地方で６５メートル、与那国島地方で５０メートル、宮古島地方で３５メートルが予想されている。沖縄気象台は八重山、宮古島の両地方に大雨と強い風に警戒を呼びかけている。
東寄りに進めば、沖縄本島地方も大荒れの天気となる恐れがある。
海上は先島地方と本島地方でうねりを伴い、大しけとなる見通しで、沖縄気象台は高波に警戒を呼びかけている。
【琉球新報電子版】
