「記者になってみたい」 浦添小で本紙出前講座


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
児童らを前に名城伸一朗教諭(右)にインタビューする嘉数陽記者 =9日、浦添市仲間の浦添小学校

【浦添】本紙記者による出前講座「おでかけりゅうPON!」が9日、浦添市立浦添小学校(狩俣裕校長)の5年生101人を対象に行われた。児童たちは社会部の嘉数陽記者から記者の仕事について学んだほか、「週末の出来事」をテーマに記事作成に挑んだ。

 嘉数記者は小学校教員から記者に転職したことや沖縄戦取材に対する思いなどを語った。かつて教育実習をした際に出会った中学生の男子生徒がプロのマジシャンとして活躍していて、先日、取材で再会できたことなど、人とつながりを持つ記者の魅力についても述べた。

 続いて嘉数記者が担任の名城伸一朗教諭にインタビューを実演し、週末に男性の友人同士で那覇市や北谷町にドライブに出掛けたことなどを聞き出した。NIE推進室の関戸塩記者がすぐに記事を仕上げると、児童から驚きの声が上がった。

 受講した仲西乙夏さんは「将来は先生になりたいと思っていたけど、新聞記者にもなってみたいと思った」と述べた。名城教諭は「子どもたちが楽しそうにしていた。インタビューも分かりやすかった」と評価した。