全国高校生手話甲子園 真和志が準V


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「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」で準優勝し、メダルや盾を手に喜ぶ真和志のメンバーら=25日、鳥取県倉吉市(同校提供)

 手話を使った演劇やダンスなどで表現力や正確さを競う「第3回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」(同実行委主催)が25日、鳥取県倉吉市の倉吉未来中心ホールで開催され、真和志高校が準優勝を果たした。全国61チームから予選を経て13都道府県の20チームが出場した。

 真和志高は、KiroroとHYの仲宗根泉さんのユニット「さんご」の歌う「いのちのリレー」の曲に乗せ、祖父母の語る沖縄戦の記憶を基に平和への祈りを表現。祖先がつないできた命をこれからも大切にしていくとの思いを込めた。

 真和志高は手話同好会の生徒で構成。第1回から3年連続出場で初の入賞となった。エイサーに、手話を盛り込むなど工夫を凝らした。部長を務める3年生の大城海さんは「やり切ることができた。先祖からつながる命を粗末にしてはいけないというメッセージが全国の方に届くとうれしい」と話した。