9月に台湾に上陸した超大型台風14号は、台湾南部を中心に大きな被害をもたらしたが、貴重な自然にも大きな被害が出た。
台湾東部の島・緑島には「緑島大香〓(緑島の巨大キノコ)」と呼ばれる巨大なサンゴがある。このサンゴは北宋時代から存在が確認されており、「千年サンゴ」とも言われている。ここは自然保護区に指定され、ダイビングスポットとして有名で世界中からダイバーの人気スポットでもある。
19日にダイバーが確認したところによると千年サンゴが損傷を受けていることが分かった。
また蘭嶼の「千年大海扇」と呼ばれる大型の扇型のサンゴも、3分の1が失われていた。
さらに周辺のサンゴもなぎ倒されており、ダイバーも心を痛めるほどであったという。
※注:〓は草カンムリに「姑」