県秋季高校野球大会 きょう8強激突


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 第66回県高校野球秋季大会第10日は1日、コザしんきんスタジアムと沖縄セルラースタジアム那覇で準々決勝4試合を行い、4強が決まる。2日に準決勝を行い、九州大会(10月22~27日・大分)に出場する2校が決定する。

 シード校のうち、美来工科と宜野座の2校が8強に残った。対戦カードは第1シード・美来工科と離島勢で唯一、8強に進出した宮古総実が対戦する。第2シード・沖縄尚学を破ったコザと投打に安定している知念が対戦する。第3シード・八重山を下した興南と夏季大会覇者の嘉手納が激突。第4シード・宜野座と那覇の堅守同士が対戦する。

 1点差の接戦や四球や敵失を得点につなげる集中力を発揮してきた宮古総実。対して第1シードの美来工科は、ベスト8進出校では最も高いチーム打率3割8分5厘を誇る。

 コザと知念は、ともに3戦中2戦で2桁安打を放ってきた。打線が試合を左右しそうだ。知念は完投能力のある2投手がいる。コザは2回戦、三重殺を完成させた。堅守も持ち味だ。

 興南―嘉手納は、選手は入れ替わっているものの、夏の3回戦の再戦となる。今大会はともに1点差の競り合いを制し、勝ち上がってきた実力校同士の戦いが注目される。

 宜野座と那覇は、ともに堅守が光るチームだ。宜野座は3試合で失点1と安定、那覇は8校中唯一、無失点で勝ち上がる。守備も無失策と堅い。好機での打線の出来が勝敗の鍵か。

 今大会は九州の切符が懸かる準決勝までが2連戦となる。投手の起用や継投のタイミングも勝負を分ける鍵となりそうだ。