沖縄の肝心 世界に 人間国宝の照喜名さん、島袋さん 世界のウチナーンチュ大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「みんなで世界のウチナーンチュを歓迎しよう」と参加を呼び掛ける照喜名朝一さん(左)、島袋正雄さん=6日、沖縄市内

 第6回世界のウチナーンチュ大会で三線一斉大演奏会を提案したのは琉球古典音楽の人間国宝、照喜名朝一さん(84)だ。同じく人間国宝の島袋正雄さん(94)と共に「沖縄の肝心(ちむぐくる)を世界に広げよう」と演奏会への参加を呼び掛けている。応募締め切りは11日必着。

 照喜名さんはハワイやロサンゼルスを含む県内外の弟子たちと大会に参加する。「移民は苦労しながら歌三線に癒やされ発展してきた。三線には沖縄の人の心が宿っている」と強調する。島袋さんも北米や南米で公演し、歌三線を普及してきた。今大会について「海外の知人と10年、20年ぶりに再会できる大切なチャンスだ」と喜ぶ。問い合わせは、大会サイトまたは、同実行委員会事務局(電話)098(866)8060。