第66回県高校野球秋季大会最終日は8日、コザしんきんスタジアムで決勝を行い、第1シードの美来工科が4-1で興南を下し、前身の中部工業時代を含めて初めての栄冠をつかんだ。両校は来春の選抜大会の選考資料となる九州大会(22~27日・大分県)に出場する。抽選会は13日に行われる。
美来工科は1点を追う六回に打線が爆発した。2死走者なしから四球、安打、二盗、四球で満塁の絶好機を築くと、4番山内慧から新垣海斗、比屋根京介まで3連打で一挙4点を奪って逆転に成功した。山内は投手としても存在感が光り、7安打を浴びながら要所を締めて1失点完投した。
美来工科は2005年に中部工業から校名を変更。1979年夏に甲子園出場経験がある。