たこ揚げで国際平和願う 平和祈念公園でフェスタ


この記事を書いた人 松永 勝利
たこ揚げを楽しむ親子連れ=9日午後、糸満市摩文仁の平和祈念公園多目的テラス広場

 【糸満】県平和祈念財団(新垣雄久会長)は旧暦9月9日の重陽の節句に当たる9日、糸満市摩文仁の平和祈念公園多目的テラス広場で「国際平和の凧(たこ)揚げフェスタ2016」を開催した。会場には多数の親子連れが集まり、たこ揚げを楽しんだ。
 催しはたこを揚げて戦没者や祖先を慰霊し、平和の大切さを感じてもらうことが目的。新垣会長は「私たちが平和を享受できることを親子一緒に喜び、戦争の悲惨さ、自由と平和の尊さを感じてほしい」とあいさつした。
 両親と参加し、開会式で「たこ揚げ宣言」を務めた那覇市の熊谷美希ちゃん(4)は「きょうも1日みんな仲良く、元気いっぱい空高くたこを揚げます」と元気よく発表した。美希ちゃんは「たこを高く上げることができて楽しかった。またやりたい」と笑顔で語った。【琉球新報電子版】