ガンプラに夢中 愛好家の作品展示 北谷


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愛好者が手塩にかけて制作したガンプラを食い入るように見詰める来場者たち=9日、イオン北谷店

 【北谷】イオン琉球(坊池学社長)は9日、アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツやモビルアーマーのプラモデルを展示した「ガンプラフェスタ」をイオン北谷店で開催した。県内の愛好者ら約20人が展示した自信作200点余りを前に、来場者たちは近づいてじっくり構造を観察したり、ガンプラ談議に花を咲かせたりした。

 同社は「完成品を欲しがる子どもたちが増えているが、作る楽しみも知ってほしい」(担当者)と話している。県内外の愛好者でつくるサークル「模好人(モスキート)」(喜屋武貢治代表)の協力で開いた。子ども用体験キットを使い来場者と交流もした。

 展示されたガンプラは、アニメ1作目の主人公アムロ・レイが乗り込む「ガンダム」や、人気登場人物のシャア・アズナブルが乗る「シャア専用ザク」など。その他、愛好家たちがアレンジしたモビルスーツなど多彩な展示があった。

 喜屋武代表は「模型作りは、自分の技量を生かして作りたいものを形にできる」とガンプラの魅力を熱弁した。

 ガンプラ制作に熱中しているという砂辺優羽さん(15)=嘉手納町=は、多彩なアレンジが施されたモビルスーツを前に「すご過ぎる」と脱帽。「今日は勉強しに来た。シンプルな人もいれば、アレンジを凝らしている人もいる。ここまでくるには長い年月が必要だ」と目を輝かせ、技術力の向上を誓った。