月明かりの下、自然を満喫へ 伊平屋ムーンライトマラソン


この記事を書いた人 松永 勝利
伊平屋ムーンライトマラソンで勢いよくスタートするフルマラソンの参加者ら=15日午後3時すぎ、伊平屋村の友愛と健康の広場

 【伊平屋】「星の声援、月の伴走」をテーマに、第22回伊平屋ムーンライトマラソン(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社)が15日、村内の友愛と健康の広場を発着点に始まった。同日午後3時、フルマラソン(エントリー175人=男性127人、女性48人)の出場者が一斉にスタートした。ハーフマラソン(エントリー645人=男性345人、女性300人)は同広場を午後5時に出走する。
 同広場で午後2時から行われた開会式で、大会長の伊礼幸雄伊平屋村長は「いろいろな人に支えられているのがこのマラソンだ。皆さんが参加しやすいように取り組んでいきたい」とあいさつした。伊平屋村出身の新城航(わたる)さん(31)は「自然あふれる伊平屋島で走れる喜びをかみしめ、大会を支えているスタッフに感謝の気持ちを忘れず、2020年の東京オリンピックにつなげられるような大会にしたい」と選手宣誓した。
 ムーンライトマラソンは大会名の通り、昼後から夜にかけて開催される。フルマラソンは42・195キロで制限時間6時間、ハーフマラソンは21・0975キロで制限時間3時間半となっている。コースはフル、ハーフとも村を反時計回りに走る。
 選手はスタートしてしばらくは青い海など自然を満喫しながら走り、夕方ごろ西海岸でサンセットを堪能する。日がくれた後は波の音を聞きながら月明かりの下、ゴールを目指す。
 午後8時半から、同広場で行われる後夜祭では島内の黒毛和牛2頭を使った温かい牛汁が振る舞われる。【琉球新報電子版】