南西石油(沖縄県西原町)の親会社でブラジル国営石油会社のペトロブラスは18日、四国を拠点とする石油元売りの太陽石油(本社・東京、岡豊社長)に全株式を譲渡することを発表した。譲渡価格は1億2928万ドル(約134億円)で支払い手続きは12月に完了を予定する。
売却後、ペトロブラスは日本から完全撤退する。2017年1月から太陽石油が南西石油の親会社になる。太陽石油はペトロブラスが閉鎖した精製事業は再開せず、石油タンクの運営や石油製品の販売供給を行う。
ペトロブラスは17日の取締役会で太陽石油への株式譲渡を決定した。太陽石油は、ペトロブラスの子会社「ペトロブラス インターナショナル ブラスペトロBV」が保有する南西石油の全株式268万5664株を取得する予定。【琉球新報電子版】