八重瀬町議会 公立保育所存続陳情を不採択 賛否同数、議長裁決


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【八重瀬】八重瀬町議会(上原勝彦議長)は18日、9月定例会最終本会議を開き、町法人園長会(川武啓介会長)が提出した町唯一の公立保育所の存続などを求める「児童福祉に関する陳情」を審議し、賛成7、反対7の同数となり、議長裁決で反対多数の不採択とした。陳情は総務厚生委員会でも賛成反対同数で、委員長裁決で採択されていた。

 議会を傍聴した川武会長は「今からでも園長会としっかり話し合うべきだ。これだけ(8696人分の署名)の住民、園長、有識者が話し合いを求めているのに、なぜ進めるのか分からない」と話した。上原議長は「保育をより良くするために反対した。署名は重く受け止めているが、民営化について町民から期待しているという声が届いている」と反対の理由を述べた。