「どんな教育しているのか」 「土人」発言に反発 沖縄高江


この記事を書いた人 金城 美智子
工事車両の進入を警戒する市民ら=19日午前7時20分ごろ、米軍北部訓練場メインゲート前

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で19日午前、市民約220人が北部訓練場メインゲート前で抗議集会を開いた。市民は午前7時ごろからメインゲートへの工事車両の進入を警戒しながら抗議を続けた。同日正午現在、ゲートへの工事車両の進入は確認されていない。

 集会で登壇したうるま市具志川九条の会共同代表の仲宗根勇さんは18日に機動隊員が、抗議する市民に「土人」と発言したことに触れ「警察上層部は隊員にどういった教育をしているのか。県公安委員会はこうした状態を放置してはいけない」と警察の姿勢を批判した。

 また、この日午前9時30分ごろ、県道70号を南下したトラック11台が、北部訓練場N1地区ゲートに入り、土砂を搬入して再び北上した。
【琉球新報電子版】