気迫の全体演武で幕開け 沖縄に集結、空手・古武道演武祭


この記事を書いた人 金城 美智子
「普及型Ⅰ」を一斉に演武する参加者=25日、那覇市の県立武道館

 第6回世界のウチナーンチュ大会開会を目前に、県の「空手の日」となった25日午後、空手・古武道交流演武祭(主催・県、沖縄伝統空手道振興会)が那覇市の県立武道館で行われた。演武祭は同大会の関連イベント。

 冒頭の式典では海外参加者代表として、1988年から一家で米国に移り、現在は龍虎鶴唐手古武道の2代目として鍛錬する具志司氏が登壇した。具志氏は「世界のウチナーンチュ大会には深い思いがある。参加で自分たちの人生の足跡を確かめたい」とした上で、「空手はスポーツでなく自分の身体を守る武器だ。大会を通じておのおのが空手について考えてほしい」と語った。

 式典後は、23日にギネス世界記録となる一斉演武3973人を達成した「普及形Ⅰ」の全体演武に始まり、海外や県内の空手家が日ごろの鍛錬の成果を披露した。【琉球新報電子版】