復帰後の米軍機墜落 政府統計29件、県より18件減


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 【東京】政府は25日、沖縄の日本復帰後、県内で発生した米軍機の墜落事故が29件だとする答弁書を閣議決定した。県などのまとめでは47件となっており、18件の誤差がある。誤差について防衛省は「沖縄県の領海外の件数を含んでいない」と説明した。仲里利信氏(無所属)の質問主意書に答えた。

 仲里氏は9月に発生したAV8Bハリアー戦闘攻撃機の墜落を受け、復帰後に県内で発生した墜落総件数と四軍別、機種別の件数の明示を求めた。そのため防衛省は領海内を含めた県内の件数を示したという。

 政府が示した29件の軍種別内訳は陸軍0件、海軍1件、空軍7件、海兵隊20件、不明1件。