【石垣】石垣島産ヤギの生産性を高めるため、石垣市は1日、沖縄本島から肉質の優れた繁殖用のヤギ8頭を購入し農家に貸し付ける事業を始めた。市山羊生産組合は3年かけて在来ヤギの改良に取り組み、優良な母ヤギ300頭の育成を目指す。県内でヤギの貸し付け事業は名護市に続き2例目。
ここ数年、観光客の増加もあり、供給が不足傾向で生産体制の強化には優良母体を増やすことが課題となっていた。
市内のヤギ農家らは在来ヤギの改良、増殖に向けて今年1月に組合を設立。行政も対策としてヤギの貸し付けを事業化したボア種とヌビアン種の雌7頭、雄1頭が1日に石垣港に到着し、同組合に引き渡された。農家は在来ヤギと交配を進め、体重が倍増のヤギを育成し増殖を図る。