前田宿舎跡、売却へ 国方針 浦添総合病院が移転


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 【浦添】国は2日までに、浦添市前田の国家公務員宿舎跡地を浦添総合病院(同市伊祖)を運営する医療法人仁愛会に売却する方針を固めた。7日に沖縄総合事務局で開く国有財産沖縄地方審議会を経て正式に決定する予定。同病院は2020年の移転・開院を目指す。

 旧石垣空港跡地を石垣市に新庁舎用地や急患搬送用ヘリポート用地として売却することや、市道用地として無償貸し付け(一部売却)することについても、同審議会を経て決定する見通し。浦添総合病院は病棟が老朽化して手狭になっていることや、駐車場が不足していることなどから、仁愛会は公務員宿舎跡地への移転を検討していた。売却の対象となるのは同跡地約4万5千平方メートルのうち、約3万9千平方メートル。