翁長雄志知事は11日午後5時、県庁で記者会見を開き、米軍北部訓練場を抱える東村、国頭村と県の3者で、米垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備撤回をあらためて求め、同時に北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設に関連し、沖縄防衛局にオスプレイを対象とした環境影響評価(アセスメント)の実施を求めることを発表した。
翁長知事が会見を開き、東村の伊集盛久村長と国頭村の宮城久和村長との連名によるコメントを読み上げた。その中で知事は「オスプレイの安全性について、県民の不安が払拭(ふっしょく)されていない。オスプレイを対象とした環境影響評価の再実施もされていない」と述べ、環境影響評価の実施なしに、オスプレイのヘリパッド運用を認めない考えを示した。
北部訓練場の環境影響評価はCH53輸送ヘリコプターを対象に行われており、オスプレイ配備が前提とされていなかった。【琉球新報電子版】
オスプレイ前提の環境アセス要求 北部ヘリパッドで翁長知事
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松永 勝利