沖縄労働局によると、2013年3月の県内新規学卒者の卒業後3年以内の離職率は高卒で59・7%、大卒で43・3%となり、全国の高卒40・9%、大卒31・9%をそれぞれ10ポイント以上、上回ることが11日までに分かった。
高卒者は1年目離職率が31・7%、2年目は16・2%、3年目10・6%だった。大卒者は1年目で19・5%、2年目13・5%、3年目9・7%だった。離職率は各年と合計の算出時期が異なるため、各年を合わせた数字と合計は一致しないことがある。
12年3月の学卒者の卒業後3年以内の離職率と比較すると、高卒で4・3ポイント増、大卒で0・2ポイント増だった。労働局は高卒1年目で離職率が高いことについて「就職指導やマッチングが不十分な点があるのではないか」と分析し、労働者の職場環境改善の重要性などを指摘した。