【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で、沖縄防衛局は14日午前、海兵隊の訓練で使用する訓練道の建設を目的に、民間ヘリで資材の空輸を行った。沖縄防衛局がヘリパッド建設に関し、民間や自衛隊を含め、ヘリを使用して資機材を空輸したのは9月13日以来、3回目。
北方の海側から飛来した民間ヘリは14日午前9時20分ごろ、国頭村安波にある「H地区」付近の砂利置き場に降りた。午前9時30分すぎ「G地区」から訓練道でつながる宇嘉川河口付近と砂利置き場を行き来し、11回にわたって資材を運んだ。
資機材が空輸された場所まで、宇嘉川河口から崖を登り中身を確認した市民らによると、1袋およそ1トンの砂利が入ったとみられる袋が合計21袋と、発電機のような機材もあったという。階段を造るために必要な資機材の可能性がある。重機の空輸はなかった。民間ヘリは午前10時40分ごろには作業を終え、砂利置き場に着陸した。
防衛局によると15日も民間ヘリによる空輸を行う。
14日は、10トントラック55台分の砂利が搬入された。
また、ヘリパッド建設予定地「H地区」では土・日の12、13日に、工事作業が行われたのを市民らが確認した。日曜日に工事が行われるのは初めて。