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吉本興業(大阪府、大崎洋社長)が設立を予定するエンターテインメント人材を育成する専門学校が、那覇市松尾の那覇西消防署松尾出張所跡の市有地に建設を予定していることが17日、分かった。那覇市が10月から同市有地を活用する民間事業者を募集し、17日に吉本興業を選定した。
関係者によると、学校ではダンサーや芸人などのパフォーマーを育成するほか、照明技術や衣装デザイン、興業マネジメントなどの講義を想定している。
松尾出張所は、老朽化のため今年3月に閉鎖し、4月に新設された神原出張所に、中央消防署真和志出張所と共に統合された。敷地面積は422平方メートル。15日に行われた活用手法のヒアリングの結果選定した。同社と市は20年間の事業用定期借地契約を結ぶ予定。
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同社の担当者は本紙の取材に対し、設備や講義内容などは「土地の全容を見てから考えたい」と話した。市経済観光部の名嘉元裕部長は「エンターテインメント産業の人材育成は久茂地小学校跡地にできる新文化芸術発信拠点と合わせて、那覇市にとってもプラスになる」と話した。
大崎社長は今年4月、専門学校の構想について「県外や海外からも学びに来る、世界のどこにもないような芸能学校をつくりたい」と語っていた。(金城実倫、田吹遥子)
※注:大崎洋社長の「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし