伊江中、ロボコン九州へ 同好会4人、1人2役で好成績


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九州大会に出場する伊江中ロボット同好会の(左から)崎浜幸多さん、亀里龍之介さん、丹羽優也さん、玉城智浩さん=9日、同中

 【伊江】伊江村立伊江中学校(宮里嘉昌校長)ロボット同好会3年生の亀里龍之介さん、丹羽優也さん、玉城智浩さん、崎浜幸多さんの4人は6日に西原町立西原東中学校体育館で開催された第17回創造アイデアロボットコンテスト県中学生大会(県中学校技術・家庭科研究会主催)の基礎部門で、九州大会出場の切符をつかんだ。

 同校は基礎部門に出場。1チーム2人以内(ロボット操縦者・アシスタント)というチーム構成ルールの下、同校は1人2役をこなして4チーム出場。亀里さんが優勝、丹羽さんが審査員特別賞を受賞し、2チームが九州派遣を獲得した。

 基礎部門のテーマは「はじめてのおつかい2016」。事前に設計・制作した歩行ロボットをコントローラーで操作し、90秒以内に最高8個の荷物を何個運べるかを競う競技。亀里さんは決勝戦の再試合でノーミスの8個を運び優勝した。

 同校同好会の部員は3年生4人のみ。それぞれの持ち味を生かして互いを思いやる仲間であり、ライバルでもある。

 決勝戦で少し諦めかけた亀里さんに「諦めるな」と声を掛けたムードメーカーの玉城さん。「この一言で目が覚めた」と亀里さんは言う。崎浜さんは部品の相性を細かく組み合わせ、制作段階で大きな発見をして仲間をサポート。丹羽さんは部長としてみんなをまとめている。

 4人は「優勝を狙う」「自分を成長させて悔いの残らない試合をしたい」と意気込んでいる。
(中川廣江通信員)