こだわりスイーツ221種類 沖縄県産ゼリー、タルト 世界へ


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多彩なスイーツが並ぶ「ジャパン・スイーツ・セレクション2016」=21日、沖縄コンベンションセンターたいよう市場

 沖縄大交易会に合わせ、沖縄国際ハブクラスターと沖縄総合事務局は21日、日本の一押しスイーツを集めた「ジャパン・スイーツ・セレクション2016」を宜野湾市の沖縄コンベンションセンターたいよう市場で開いた。22日まで、県内外62社のお菓子メーカーがこだわりのお菓子221種類を展示している。

 海外に販路を持っている企業と海外展開を希望するお菓子メーカーが出展。バイヤー側は主にアジアへの販路を持っている地域商社が参加した。ビュッフェ形式で行われたセレクションには、ゼリーやケーキ、クッキー、タルトなど多彩なスイーツが並び、参加者は舌鼓を打った。

 台湾の五つ星ホテル「グランドビクトリアホテル」で社長秘書を務める呂佳恬(ロカテン)さんは「食品業界への進出を検討しており、今回は原材料の視察も兼ねて来沖した。沖縄と台湾は近く、貿易も共同事業をやりやすい環境にある」と述べ「台湾では無添加食品など『ナチュラル』なものが求められている。紅いもタルトがおいしかった。当ホテルにもぜひ置きたい」と語った。

 県産お菓子などをアジアに輸出する地域商社アンドワン顧問の与那覇義隆さんは「沖縄のお菓子は世界に通用する。問題はどう売り込むかと賞味期限をいかに伸ばすかだ。賞味期限は最低でも10カ月は必要だ。そこをクリアすれば県産お菓子はもっと輸出することが可能だ」と話した。