9月に行われたバトルタマン王座決定戦で優勝者が出たのをきっかけに、1回宮古島釣技王座決定戦(主催・同実行委員会、あららがま海美化釣流会)が開催されることになった。宮古島初の大型タマン釣り大会となった本大会には152人と主催者も驚くほど多くの釣り人が参加した。11月11日午後6時から13日午前9時までに釣れたタマン1匹の重量を競った。
磯島會の野原克矢さんは午後7時から伊良部島でカツオのハラゴを餌に竿(さお)を出した。本命らしきアタリがなかったので、午前0時ごろに平良のトゥリバー地区のポイントに移動した。
ここでも餌取りらしきアタリしかないまま時間が経過。午前5時になって、突然竿が引き込まれた。フッキングを入れると強引にリールを巻いて2~3分で釣り上げたのが62.5センチ・3.7キロタマンで栄冠を手に入れた。本格的にタマンを狙って5年目の野原さんは「優勝できたのはチームのメンバーをはじめ多くの釣り仲間のおかげ」と語った。
主な結果は次の通り。
▽優勝・野原克矢(8.37キロ・62.5センチ)
▽準優勝・宮国明広(3.42キロ・63.5センチ)
▽3位・比嘉拓海(3.36キロ・63センチ)
▽外道賞・狩俣栄作(ロウニンアジ、23キロ・121センチ)(おきなわ釣王国社・仲栄真修)