ラスベガスで女子会 39年ぶり再会 1977年卒業・宜野座高同期


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 【宜野座】1977年に宜野座高校を卒業した、兼本みち代さんら仲良しメンバー7人がこのほど、米国・ラスベガスで39年ぶりに全員そろって再会した。5年ぶりの「世界のウチナーンチュ大会」に合わせ、米国に住むメンバーの1人、上原明美さんを迎えようと計画。そろいのTシャツに身を包み、卒業写真を再現して撮影。出会ってから40年以上たった今も「青春時代にタイムスリップしたようだった。一生の宝物」(兼本さん)といつまでも続く絆を確認し、再会を誓った。

(左)卒業式以来39年ぶりに全員そろって再会し、当時の写真を再現した仲良し7人組=2016年10月、ロサンゼルス(兼本みち代さん提供)(右)宜野座高校の卒業式を終えて写真館で撮った写真=1977年3月1日(同)

 宜野座中学校で出会った7人。同じ高校に進学し青春時代を送った。卒業後は、教員や看護師など国内外で活躍。それぞれが仕事や介護、子育てなどに追われ、卒業後全員でそろうことはなかったという。

 今回の旅行を企画した兼本さんは「子育ても落ち着き『行くなら今しかない』と感じた。ウチナーンチュ大会もあったので、上原さんをみんなで迎えに行き、一緒に帰国しようと計画を立てた」ときっかけを語る。

 米国では、上原さんの案内でグランドキャニオンを観光。兼本さんは、山の頂から昇る朝日に「鳥肌が立った。自然と三線の音色が流れ、朝日をバックにカチャーシーを踊った」と笑顔で振り返る。「とても幸せな時間で一生の宝物。離れて生活していても、白髪やシワが増えても変わらない絆を感じた」と語る。

 一方、上原さんは「みんなと再会できて、海外に住む私にとって故郷の素晴らしさ、年を重ねても変わらず分かち合える仲間に感謝した」と離れて暮らす友人たちにメッセージを寄せた。

 今回、ウチナーンチュ大会には参加できなかったが「還暦の時に再会しよう」と誓い、抱擁を交わした。