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【豊見城】豊見城市は8~10日、行政と住民がよりよいまちづくりについて意見交換する「協働のまち(都市)づくり懇談会」を実施した。(1)『トミグスク』と読んでもらうために(豊見城市の名称について)(2)市都市計画マスタープラン改定について―をテーマに宜保晴毅市長や市の担当者らが現状を説明し、住民の意見を聞いた。
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市の名称についての議題では、正式には「豊見城(とみぐすく)市」だが、「豊見城(とみぐすく)市立豊見城(とみしろ)小学校」「豊見城(とみぐすく)中学校」「豊見城(とみしろ)署」など、施設によって「とみぐすく」と「とみしろ」の読み方が混在している現状を紹介。
歴史的には17世紀ごろから「とみぐすく」の読みが定着していたが、戦前の1940年ごろに発行された新聞などで「とみしろ」の振り仮名が付けられている事例も確認されているという。「とみしろ」の読みが一般的になったのは戦後で、66年に豊見城(とみしろ)高校が新設され、75年以降に故・栽弘義監督率いる野球部が甲子園で活躍したことが要因の一つだと考えられている。
2002年の市制施行時に市の名称についての住民アンケートを実施した際は「とみぐすく」が29・1%、「とみしろ」が47・4%だったというが、歴史性などを考慮して「とみぐすく」を採用した。
9日はゆたか小で懇談会があり、市民から「市の刊行物で全て読み仮名を付けるのはどうか」「施設名を『とみぐすく』に統一しては」「人から人に地道に伝えていくことも大切」などの意見が上がった。宜保市長は「どうすれば『とみぐすく』と読んでもらえるか。市としても努力しているが、頂いた意見も参考にしながら考えていきたい」と話した。
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