沖縄10月求人倍率1倍に改善 失業率も減、3・6%に


この記事を書いた人 金城 美智子
10月の有効求人倍率が1倍を超えたことを発表する沖縄労働局の待鳥浩二局長(中央)=29日午前、県庁

 沖縄労働局(待鳥浩二局長)が29日に発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・04ポイント増の1・00倍で2カ月ぶりに1倍を超えた。観光を中心とした基幹産業や建設業などが好調で、待鳥局長は「6月から1倍を超え、全体の流れを見ると着実に改善している。(今後も)右肩上がりで進むと考える」と分析した。

 有効求人倍率の分母である月間の有効求人数(季調値)は前月比2・3%(588人)増の2万6434人。分子である有効求職者数(季調値)は同1・2%(588人)減の2万6513人で、有効求人数を上回った。

 県統計課の発表によると10月の完全失業率(原数値)は前年同月比1・3ポイント減の3・6%だった。【琉球新報電子版】