鐘の号砲で一斉出発 NAHAマラソンに約3万人


この記事を書いた人 松永 勝利
鐘の音を合図に一斉に駆け出す第32回NAHAマラソンの出場者ら=4日午前9時、那覇市の明治橋交差点

 第32回NAHAマラソンは4日午前9時、那覇市の明治橋交差点を一斉にスタートした。糸満市の平和祈念公園を折り返して那覇市に戻り、奥武山陸上競技場をゴールとする42・195キロで競う。
 ことしは2万9975人(男性2万2550人、女性7425人)が出場する予定。海外からは1311人が申し込んでいる。
 スタート時の天候は薄曇り。車両が通行止めとなった国道58号の明治橋は合図を待つ出場者で埋め尽くされた。リオデジャネイロパラリンピック車いすラグビー銅メダリストの仲里進さん、同五輪重量挙げ4位入賞の糸数陽一さんがゲストスターターを務めた。
 城間幹子那覇市長は「ゴールでの皆さんの笑顔を楽しみにしている。チバイミソーリヨータイ(頑張ってくださいね)」とあいさつ。仲里さんは「練習の成果を発揮し、楽しみながら完走目指して頑張って」、糸数さんは「自分のペースで満喫して」と出場者を激励した。
 ゲストスターターの2人と城間市長が鳴らした鐘を合図に、出場者は一斉に南部路へと駆けだした。出場者が出発地点を続々と通過する中、次第に晴れ間が広がった。【琉球新報電子版】